震災から1週間が経った。東京では相変わらず携帯の発する毒々しい緊急地震速報に怯え、原発や大停電を心配し、食糧の調達に不安を感じながらも、徐々にそれが日常となりつつある。公共交通機関のダイヤが乱れ、商店街は早く閉まるなど、それなりに難儀しているが、食糧や燃料の不十分な中、ここ数日で寒くなって雪の降る被災地とは比べるべくもない。天皇陛下が記録媒体を通じてお言葉を発信するのは玉音放送以来というが、この震災は日本にとって敗戦に次ぐ正念場であり、向こう数年の展望と決断が、今後のこの国の在り方を大きく変えるのではないか。