これから右肩上がりの成長ってことはないし、階層間流動性がなければ労働者の多数を占める非正規雇用者のモチベーションは上がらず、生産性、生産性と掛け声の割に経済のパフォーマンスは人口減以上に落ちてしまうかも知れない。
戦後日本の職業倫理を支えてきた、真面目に働けば豊かになり続けるという物語のあとに、もっと持続可能性の高い次の物語をどう創出していくのか。宗教って伝統的に会員間の緩やかな紐帯を提供したり、矛盾に満ちた世界を認知限界の内側まで縮減する価値観を提供するかたちで、人々の社会的厚生に資してきたのではないか。