---
type: article
title: 著作権進化論 - 本当の大乱闘はこれから始まる
timestamp: 2007-11-09T00:00:00Z
profile: sorane-okf/0.1
noFontEmbedding: true
---

# 著作権進化論 - 本当の大乱闘はこれから始まる

<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>分科会の<a href="http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000283&OBJCD=100185&GROUP=">&#x300C;&#x6CD5;&#x5236;&#x554F;&#x984C;&#x5C0F;&#x59D4;&#x54E1;&#x4F1A;&#x4E2D;&#x9593;&#x307E;&#x3068;&#x3081;&#x300D;</a>と<a href="http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000284&OBJCD=100185&GROUP=">&#x300C;&#x79C1;&#x7684;&#x9332;&#x97F3;&#x9332;&#x753B;&#x5C0F;&#x59D4;&#x54E1;&#x4F1A;&#x4E2D;&#x9593;&#x6574;&#x7406;&#x300D;</a>について、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%B3%A5%E1">パブコメ</a>締め切りが来週いっぱいに迫っている。興味のある方は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/MIAU">MIAU</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%B3%A5%E1">パブコメ</a>・ジェネレータとでも相談しながら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%B3%A5%E1">パブコメ</a>を出すかどうか検討しては如何だろう、とでも書こうと思って自分も試してみたんだが、これかなりダウンロード違法化反対派の誘導尋問っぽくね？正直、新聞各紙の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%A4%CF%C0%C4%B4%BA%BA">世論調査</a>より悪質げ。もうちっとリベラルな展開を期待してたんだがなぁ。</p>
<blockquote cite="http://miau.jp/1194583961.phtml" title="MIAU : パブコメ最終案とパブコメ・ジェネレータの公開について"><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%B8%B2%BD%C4%A3">文化庁</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%EA%A5%C3%A5%AF%A5%B3%A5%E1%A5%F3%A5%C8">パブリックコメント</a>締切まで、あと1週間を切りました。<br />
本日、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/MIAU">MIAU</a>開発プロジェクトにて進められておりました「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%B3%A5%E1">パブコメ</a>ジェネレータ」を、ベータ版ではありますが、公開いたします。これは、用意された簡単な質問に答えるだけで、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%EA%A5%C3%A5%AF%A5%B3%A5%E1%A5%F3%A5%C8">パブリックコメント</a>に意見として出すことをお薦めする意見の概要を、自動的に作成するものです。どうぞご活用下さい。</p>
</blockquote>

<p>βだから週末にでも直ると良いのだが。意見の方向が画一的な元データもさることながら、Yesと答えた項目についてのみ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/MIAU">MIAU</a>の意見を挿入するという仕組みそのものに問題がある気がする。まあ今回は締め切りに間に合うようはやめのリリース、しょっちゅうリリースということで、これから群衆の叡智による飛躍的な改善が望まれるところ。<br />
という話はさておき知っている人は知っての通り、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%B3%A5%E1">パブコメ</a>というのは大体において儀式であって、ちょっとした集団的意思表明とかパブリシティとしての政治的意味はあるけれども、大勢は変わらないんじゃねーの。意識を高めるみたいな点で自分で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%B3%A5%E1">パブコメ</a>を認めるのは意味あることだとは思うけれども、それで政治参画した気になったんじゃあガス抜きもいいところですわ。いずれにしても今回の議論が法制化されようがされまいが、本当の大乱闘はこれから始まる。<br />
今回の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%D6%A5%B3%A5%E1">パブコメ</a>は<a href="http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000283&OBJCD=100185&GROUP=">&#x300C;&#x6CD5;&#x5236;&#x554F;&#x984C;&#x5C0F;&#x59D4;&#x54E1;&#x4F1A;&#x4E2D;&#x9593;&#x307E;&#x3068;&#x3081;&#x300D;</a>の方が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%A1%BA%F7%A5%A8%A5%F3%A5%B8%A5%F3">検索エンジン</a>の合法化とかオークションサイトでの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>の在り方とか、結構重要なことを当たり前に論じていて、議論を呼んでいる<a href="http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000284&OBJCD=100185&GROUP=">&#x300C;&#x79C1;&#x7684;&#x9332;&#x97F3;&#x9332;&#x753B;&#x5C0F;&#x59D4;&#x54E1;&#x4F1A;&#x4E2D;&#x9593;&#x6574;&#x7406;&#x300D;</a>については何かゴニョゴニョ持って回った言い方をしてるけど、要は権利者からヤイノヤイノいわれて面倒だから何か問題を解こうとしているフリをしているだけにしかみえない。<br />
ダウンロード違法化にしても、罰則がない上に捕捉や執行も現実には難しい以上、見せしめ的な検挙が懸念されるとはいえ実質的には権利者の顔を立てつつ空回りするよう配慮された官僚的作文ではないか。細かい技術的な話をすると、ダウンロードを違法化できない前提で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%F7%BF%AE%B2%C4%C7%BD%B2%BD%B8%A2">送信可能化権</a>という概念が生まれた経緯との整合性をどうするとか、「情を知って」をどう条文化するのかとか、そういう法技術的なところで突っ込みどころ満載だし、個人的にもどちらかといえば反対ではあるのだが、社会的影響力を鑑みるに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/so%20what%3F">so what?</a>ではある。<br />
ところで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Youtube">Youtube</a>や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CB%A5%B3%A5%CB%A5%B3%C6%B0%B2%E8">ニコニコ動画</a>が年内にもユーザー投稿動画について<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/JASRAC">JASRAC</a>と暫定合意を目指しているそうだが、これは素晴らしいことだ。事業者たるものコンテンツの権利に対して敬意を示すべきだし、権利者だって時代の変化に対応しながら柔軟に回収モデルを再構築していく必要はある。<br />
一方で疑問なのは、購入された楽曲がはっきりしている<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/iTMS">iTMS</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>利用料の分配でさえ<a href="http://d.hatena.ne.jp/essa/20070519/p1">&#x6DF7;&#x4E71;&#x3057;&#x3066;&#x3044;&#x308B;</a><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/JASRAC">JASRAC</a>が、投稿動画に含まれる楽曲を捕捉して個別に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>利用料を計算して公正な配分をできるのかということだ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%B0%B2%E8%B6%A6%CD%AD%A5%B5%A5%A4%A5%C8">動画共有サイト</a>は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>料の支払いと合わせて、支払った<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>利用料がどう分配されたかについて権利者団体に明細を求めるべきではないか。<br />
既存の権利者団体がフェアな利用料配分をできないのであれば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%B0%B2%E8%B6%A6%CD%AD%A5%B5%A5%A4%A5%C8">動画共有サイト</a>そのものも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>管理事業団体となって直接的に収益配分を行うとか、様々な枠組みや機会提供を通じてコンテンツの配布だけでなくアーティストの登龍門を提供してもいい。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B1%A1%BC%A5%BF%A5%A4%BE%AE%C0%E2">ケータイ小説</a>がベストセラーになるご時世だから、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CB%A5%B3%A5%CB%A5%B3%C6%B0%B2%E8">ニコニコ動画</a>からミリオンセラーが出ないはずがないではないか。<br />
だいたい大手レコードレーベルが若手のプロデューサーもアーティストも昔のようには抱えなくなって久しい。誰もが最初はインディーズなのであって、インディーズ時代に食える枠組みを提供し、メジャーになってからもその仕組みに乗ってもらえばいいではないか。世代交代を経て自然と旧い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>管理の枠組みは解消されていくか、スルーされる前に透明性を高めて若いアーティストを育てる方向へと改革せざるを得まい。<br />
ネットと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>との関係について長い目でみて本当に考える必要があるのは、誰が本当の意味で著作者の味方か、どういった仕組みをつくれば本当に創造が促され、クリエイターが報われるかということではないか。いまは過渡期ではあるけれども、いずれネットネイティブなクリエイターが増えてきた時に、彼らが自分たちを育んだ豊穣な世界に唾するだろうか。声高に権利を主張する団体は、本当に権利者の考えを代弁しているのか、そして権利者は本当にクリエイターの声を代弁しているのか、きっちりクリエイターを育成しているのか。<br />
本当に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>制度を大きく動かそうとするのなら「権利者」対「消費者」という対立軸は政治的に不毛だ。むしろネットによる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%F8%BA%EE%B8%A2">著作権</a>概念の進歩は、「創作者」を育みエンパワーする枠組みをネットが提供し、最も先進的なインターネット・ユーザーたる「創作者」が、権利者を僭称して中間搾取に勤しみ後進を育成しない<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%F1%B9%B3%C0%AA%CE%CF">抵抗勢力</a>から権利を奪還する構図であるべきではないか。<br />
結局のところ法律なんか現実の後追いしかできないし、いくら作文したところで執行を伴わなければ意味がない。役所に似たような紙礫を投げつけるよりも、楽しくインディーズサイトを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%DF%A4%C3%A4%AF%A4%DF%A4%AF">みっくみく</a>にしていることの方が、長い目で見ると大きく歴史を動かしているのかもねー、とか思うと、この大きな潮流を踏まえて、僕は何処で何をしているべきだろうかとか考えさせられる。</p>
<blockquote cite="http://vocaloid.blog120.fc2.com/blog-entry-122.html" title="初音ミクみく インディーズ業界に初音ミク旋風！"><p>インディーズ音楽専門の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/muzie">muzie</a>に行ってみたところ、なんとダウンロード数のランキング上位が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%E9%B2%BB%A5%DF%A5%AF">初音ミク</a>だらけ。これはすごい。 </p>
</blockquote>
