土曜日は学部のゼミでお世話になった鈴木芳徳先生の最終講義に出た.「経済学と私―ケインズの方法的態度と経済学」と題し『若き日の信条』以降のケインズが限定合理性とか将来期待の概念を大きく取り入れた背景にヴィトゲンシュタインとの交遊や,ピエロ・スラッファの影響を推測する声もあり,この辺で近年欧州を中心に論文がいっぱい出ているといった話を先生の学究生活の想い出と絡めて語る機智に富んだ講義だった.