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title: 『若者殺しの時代 (講談社現代新書)』とバブル世代
timestamp: 2006-05-20T00:00:00Z
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# 『若者殺しの時代 (講談社現代新書)』とバブル世代

<p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498371/mkusunokhaten-22/"><img src="/images/imported/aHR0cHM6Ly9pbWFn.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="若者殺しの時代 (講談社現代新書)" title="若者殺しの時代 (講談社現代新書)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498371/mkusunokhaten-22/">若者殺しの時代 (講談社現代新書)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%D9%B0%E6%B7%FB%B0%EC%CF%BA">堀井憲一郎</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%D6%C3%CC%BC%D2">講談社</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2006/04/19</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 新書</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 15人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 382回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4061498371/mkusunokhaten-22" target="_blank">この商品を含むブログ (200件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div>ぼくはバブルを知らない．<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%D6%A5%EB%B7%D0%BA%D1">バブル経済</a>のころ僕は私立中学を受験した．小学校の先生はニューリッチ，<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CB%A5%E5%A1%BC%A5%D7%A5%A2">ニュープア</a>ーとかの話をしていた．世の中を動かしているのは，何にカネをつけるか決める銀行員に違いないと思っていた．自分の理屈っぽい口達者を生かすには弁護士がいいだろうと思い，小学校の卒業文集で「なりたい職業」のところに「ベンゴシ」と書いた気がする．口が達者だと弁護士じゃなくても仕事があることは，だいぶ後になって知った．

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80年代的な言説は，中学生のときに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%C9%C2%CE%B8%B3">追体験</a>した．『<a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/433406003X/mkusunokhaten-22">パンツをはいたサル―人間は、どういう生物か (カッパ・サイエンス)</a>』から栗本真一郎にはまって，<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CB%A5%E5%A1%BC%A5%A2%A5%AB">ニューアカ</a>系の著作は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%F5%C5%C4%BE%B4">浅田彰</a>とか色々読んだ．何でこんなこと思い出したんだろう．そうか『<a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4480841385/mkusunokhaten-22">逃走論―スキゾ・キッズの冒険</a>』なんてのがあったんだな．ホリケンはスキゾ，<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BB%F4%C3%C6">小飼弾</a>さんはパラノとか，そういうことじゃなくって．<br />
『<a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4061498371/mkusunokhaten-22">若者殺しの時代 (講談社現代新書)</a>』の話に戻すと，70年代後半から最近にかけての時代の空気の変遷を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%C9%C2%CE%B8%B3">追体験</a>するにはいい本だ．確信犯であるにせよ，まず文体が80年代的な軽さを踏襲している．論じている内容も面白いけど実に<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:どうでもいい">どうでもいい</a>．そして最後に「逃げろ」という．<br />
逃げずにどうするかって難しい．別にホリケンにいわれなくたって，いま時代の転換点にあること，<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%C4%B2%F4%A5%B8%A5%E5%A5%CB%A5%A2">団塊ジュニア</a>世代は古いシステムの最後の世代となるか，新しいシステムの最初の世代となるか，いまはとても微妙な時期だ．できれば30代のうちに<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:修羅">修羅</a>場を潜りたい．ネットバブルにはタッチの差で乗り遅れてしまった．けれどもあれは空虚な熱狂ではあったけれど闘争でも革命でもなかった．<br />
<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C3%A5%C8%A5%D0%A5%EC%A1%BC">ビットバレー</a>とか騒がれていた頃，<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AC%A1%BC%A5%C7%A5%F3%A5%D7%A5%EC%A5%A4%A5%B9">ガーデンプレイス</a>の真横に寝泊まりして，恵比寿の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AA%B9%A5%A4%DF%BE%C6">お好み焼</a>き屋さんで経済が破綻したらどうしよう，俺たち失うものが少ないからどうにかなるよね，なんて話をした．そいつらは会社を売って大金持ちになったり，また会社をつくって上場間近のところまで来ていたりする．遠からず時代が変わるな，大<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:変な">変な</a>こともあるだろうなという意識はあの頃からあった．<br />
IT業界はその後も気の抜けたコーラのように香ばしい発展を続け，僕は妻子と住宅ローンを抱えて今じゃ恐慌がきたらちょっと困るなと思いながら，ネットでの<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:どうでもいい">どうでもいい</a>おしゃべりに現を抜かす．逃げるでも闘うでもなく，どう世の中や未来と折り合いをつけていくか悩みながら．バブル世代が若者気分も抜けずに若者殺しに走るこの時代，去勢され収奪の対象となるよりか，割に合わないとおもいつつも奴らより先に大人になってしまった方が得という気がする．</p>
<blockquote cite="http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50501951.html" title="404 Blog Not Found:若者殺しの時代からの逃走と闘争"><p>実に美しく空しい一節ではないか。手を動かさなかったものにふさわしい、キリギリスの墓碑銘である。恋愛も携帯はおろか、人が作った被造物がおよそ何も生み出さないのは当たり前ではないか。何かを生み出すのは、あなたやわたし、人である。<br />
もっとも生み出す能力が高い時期に、消費にいそしんでいた彼らには哀れみも感じなくはない。そう。彼らには哀れみがふさわしい。彼らは哀れむ対象なのだ。ありもしない提言に耳を傾ける対象ではなくて。</p>
</blockquote>
