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title: 「人材不足」って言うな！
timestamp: 2006-03-13T00:00:00Z
profile: sorane-okf/0.1
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# 「人材不足」って言うな！

<p>ITに限らないんだろうけど，新しい分野って人材育成の必要性が強く<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:指摘">指摘</a>される割には，育った人の<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:受け">受け</a>皿がどこにあるか分からない．月並みな話をすれば，ある分野のひとが足りないのは，足りないから高付加価値なのであって，足りていれば高値がつかない訳で，人材が足りた途端に捕らぬ狸だった事業機会も失われ，皮算用は弾けてしまうのである．<br />
IT利活用でもオープン<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:ソース">ソース</a>でもセキュリティでも何でもいいんだけど，諸外国と比べて足りないものは何でもかんでもヒト！ヒト！ヒト！ということに役所の中ではなっているけれども，もし市場が機能しているのであれば，いずれ需給は均衡するはずで，<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:とりあえず">とりあえず</a>神の手に任せておけばいい気がする．個々の政策がhot issueである時点ではヒトが足りないといっても，それがhot issueである時点で志しているひとはいるはずで，そこに1〜2年かけてカリキュラムを開発して，つくったカリキュラムを1〜3年間も展開すれば，ひとが育った頃にはその市場が飽和して，せっかく勉強した人々の人月は例によって出血大バーゲン，という話にでもなってたら目も当てられない．<br />
時代の変革期に，諸外国と比べてひとが足りないかにみえる理由は，恐らく教育カリキュラムが整備されていないからではなく，柔軟に時代の変化へ対応できる人々を，その能力を必要としているところに配置できるような社会の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%AE%C6%B0%C0%AD">流動性</a>が欠けているせいなのだ．けれども決まって即効性を期待できない教育に力を入れて，カリキュラムをつくるヒトも，それを学ぶヒトも回り道をさせた挙げ句，本人たちが雇用の<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:受け">受け</a>皿がないことに気づいた頃には担当官が異動している，という繰り返しは，そろそろ止めた方がいいのではないか．</p>
