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type: article
title: not 好きなことを仕事にする but 憧れていることを仕事にしようとする?
timestamp: 2005-06-27T00:00:00Z
profile: sorane-okf/0.1
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# not 好きなことを仕事にする but 憧れていることを仕事にしようとする?

<p>脱サラして以前から好きだったことを仕事にするのなら，それは非常にライフ・ポリティカルな動きだと思うのですが，学生さんがアルバイトしながら夢を追っかけるのは，きみきみ，それは好きな仕事じゃなくて憧れている仕事だろう，と思うのです．<br />
ぼくの場合も，やっぱライターだろうと思ってライターを始めて，やってみると手応えがなくてコンサルとかシステム構築とかマーケとか渉外とかジョブホップしてきた訳ですが，憧れているときに外側からみた仕事と，実際やってみての仕事ってかなりギャップがあるんですよね．<br />
そういうことを踏まえて，ちゃーんとリサーチしといた方がいいよというアド<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A4%A5%B9">バイス</a>に繋がったのかと思うのですが，専門学校って<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%D0%CD%FD">経理</a>とか法務とかの資格系はまだいいけれども，<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%A6%B6%C8%B7%B1%CE%FD">職業訓練</a>系は求人側のニーズというよりは，学生の憧れにフォーカスした胡散臭いのも多くて，いやまぁ騙されるのは勝手だけど，結構いい加減なのも多いよなぁ，と感じています．<br />
うまくいえないのですが，「好きなことを仕事にする」ことと「憧れていることを仕事にしようとする」ことの彼岸に思いを致すのです．</p>
<blockquote cite="http://mito.air-nifty.com/mitoakiyoshiblog/2005/06/post_a5a0.html#more" title="Sociological Inquiry: 好きなことを仕事にする"><p>卒業生が「進路について相談したい」と研究室にやってきました。話を聞いたら今年の４月に入社した会社を４月に辞めてしまったのだそうです。自分の好きな分野でやりたい仕事があるのだが、そのために専門の学校に通うのがいいのか、どうしたらいいのか、という相談でした。<br />
(略)<br />
だめならだめで、できる分野でやればいいんだし。ただし賃金・労働の負荷・可能な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%E3%A5%EA%A5%A2%A5%D1%A5%B9">キャリアパス</a>とか、業界の構造は当事者に話をきいて、しっかりリサーチしといた方がいいよ〜などという話を卒業生とはしました。<br />
(略)<br />
Richard SennettはThe Corrosion of Caracterの中で、新しい資本主義の中で、ふつうの人間が一貫したキャリアとかそれに基づく<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%A4%A5%C7%A5%F3%A5%C6%A5%A3%A5%C6%A5%A3">アイデンティティ</a>を持ちにくい時代になった..という話をしています。まったくの異業種への転職を余儀なくされたり、リストラされたり、仕事の評価基準が抽象的で、社会との接点を実感できなくなったり。好きなことを仕事にしようというのは、そういう流れに対抗するわけだから、じつはとってもライフ・ポリティカルな動きなんだな...と思います。仕事が「それなりの一貫したもの」でなくなればなくなるほど、好きなことを追求したい人は増えるのではないかしら。おっとこれは一つ仮説だ。</p>
</blockquote>
